鹿島アントラーズの鈴木優磨と三竿健斗【写真:Getty Images】
アジアサッカー連盟(AFC)は19日、同連盟の主催する2018年の各賞の受賞候補者を発表した。男子の年間最優秀選手には、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨とMF三竿健斗がノミネートされている。
鈴木と三竿はともに鹿島のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初優勝に大きく貢献。鈴木は大会最優秀選手にも選出された。三竿については、タックル成功率70.8%という数字が表す守備面での貢献が紹介されている。
鈴木、三竿と受賞を争うもうひとりの候補選手はカタールのアル・サッドに所属するカタール代表DFアブデルカリム・ハッサン。ACLでアル・サッドの準決勝進出に貢献するなどの活躍を見せた。
鈴木または三竿が受賞したとすれば、日本人選手の受賞は9年ぶり。2009年にガンバ大阪のACL優勝に貢献したMF遠藤保仁が受賞して以来となる。2011年に本田圭佑(当時CSKAモスクワ所属)が3位に入ったのを最後に、過去6年間は日本人選手が最終候補3人に選ばれたこともなかった。
欧州などのクラブに所属する選手を対象とする「アジア国際年間最優秀選手」が2012年に創設され、アジア年間最優秀選手の対象がアジアのクラブに所属する選手に限定されて以来、昨年までは日本人選手やJリーグクラブ所属選手の最終候補入りはゼロ。浦和レッズがアジア王者となった昨年も日本勢からのノミネートはなかった。
受賞者は今月28日にオマーンのマスカットで開かれる授賞式で発表される。
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