注目の町田は4位でフィニッシュ
3位のFC町田ゼルビアは5位の東京ヴェルディと対戦した。J1ライセンスを持たない町田だが、リーグ優勝というモチベーションがある。また、東京Vにはプレーオフ進出を確実なものとするために勝利が欲しかった。
前半立ち上がりから攻勢に出たのはホームチーム。素早い切り替えと同サイドを崩しきるスタイルを大一番でも発揮し、チャンスを作っていく。東京Vも自陣サイドの裏のスペースをケアする布陣で臨み、次第にアジャスト。ボールを保持しつつ攻撃では幅を取りながら林陵平、アラン・ピニェイロを活用した。
スコアレスで迎えた後半、序盤にフィニッシュまで持ち込んだのは東京V。ボールサイドを突破し、相手が手薄となった逆サイドへパスを送りシュートを放った。
優勝して終えたい町田は中村祐也、ドリアン・バブンスキーと攻撃的なカードを切る。しかし、先に試合を動かしたのは東京Vだった。76分、フィードに抜け出した林が飛び出してきたGKより早く触る。ボールは無人のゴールに吸い込まれ、アウェイチームが欲しかった先制点を奪った。
それでも町田は82分、セットプレーの二次攻撃から途中出場のロメロ・フランクが右サイドからマイナスのクロスを送る。これを大谷尚輝が右足で蹴り込み、同点に追いついた。アディショナルタイムにはセットプレーを含めゴール前にボールを送り続け、最後まで逆転弾を目指した。しかし、1-1で試合は終了。町田は4位でリーグを終え、東京Vは6位でのプレーオフ進出となった。
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