松本と大分がJ1へ自動昇格を果たす
松本山雅FC、大分トリニータ、FC町田ゼルビア、横浜FCの上位4チームに優勝の可能性があり、J1ライセンスを持たない町田以外のチームが自動昇格を目指した。
最終節も、各会場とも緊迫した試合展開となった。首位に立つ松本は徳島ヴォルティスと対戦。高崎寛之のシュートなどチャンスを作った松本だが、1点が遠い。それでも、相手にもゴールを許さない。徳島のピーター・ウタカに起点を作られることはあったが、粘り強く対応した。
そして、スコアレスのまま試合は終了。ホイッスルが鳴るのと同時にベンチは喜びを爆発させ、ピッチで戦っていた選手たちも昇格決定を確信して喜びを表現した。松本は来季、J2王者としてJ1に乗り込む。
大分はモンテディオ山形と対戦。18分、ショートパスで右サイドを打開すると、最後は星雄次が蹴りこんでネットを揺らした。試合開始時点で2位だった大分が、優勝&昇格への想いを結実させる。しかし、山形も意地を見せる。後半アディショナルタイム、アルヴァロ・ロドリゲスがミドルシュートを突き刺し、土壇場で試合を振り出しに戻した。両者譲らず1-1のままタイムアップ。
この試合の勝利とリーグ優勝は果たせなかったが、大分が2位でのJ1昇格を決めた。
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