オーストラリア代表のティム・ケーヒル【写真:Getty Images】
オーストラリア代表のエースとして長年にわたって活躍したFWティム・ケーヒルは、20日に“代表引退試合”となるラストマッチに出場する。豪州『デイリー・フットボール・ショー』などが試合に向けた同選手のコメントを伝えた。
現在38歳のケーヒルはロシアワールドカップを最後にオーストラリア代表からの引退を表明。だが20日に故郷シドニーで開催されるレバノン代表との国際親善試合で最後の出場を飾ることが9月に発表されていた。
17日に行われた韓国代表との親善試合を終えたチームに合流したケーヒルは、「素晴らしい気分だ」とコメント。「この日が来ることは分かっていたからリラックスしている。しっかり計画されていたことだ」と現在の心情を述べた。
「もし(出場が)5分だけだとしても、人生最高の5分間を過ごすことになる。今まで自分の国のためにプレーしてきたのと何も変わることはない。緑と金色のユニフォームに誇りを持って、準備に集中するだけだ」とケーヒルは語る。
「先日もインドでヘディングを決めることができた。火曜日の夜にチャンスが得られれば素晴らしい気分だろうね。チームメートたちはどこにボールを送るべきか分かっている。たとえ一緒にプレーしたことがなくとも、何かが起こると分かっている」と得意のヘディングでラストゴールを決めることにも意欲を見せている。
2004年にオーストラリア代表にデビューしたケーヒルは通算107試合に出場し、歴代最多の50ゴールを記録。レバノン戦に出場すれば108試合目となる。現在はインド・スーパーリーグのジャムシェードプルFCでプレーしている。
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