リバプールのダニエル・スタリッジ【写真:Getty Images】
賭博行為への関与を禁じるリーグ規定に違反したとしてリバプールのイングランド代表FWダニエル・スタリッジがイングランドサッカー協会(FA)から起訴された問題について、新たな情報が伝えられている。スタリッジが他クラブへ移籍することに大金を賭けたのは同選手の親族だったという。
FAは、スタリッジが今年1月に規定に違反した疑いがあるとして12日に同選手を起訴した。違反についての詳細は明らかにされていないが、自身の立場を通して知り得た何らかの情報を外部に漏らしたことが示唆されていた。
その後の報道では、スタリッジは冬の移籍市場でインテルへ移籍するという情報を漏らした疑いがあると伝えられていた。ブックメーカーでスタリッジがインテルへ移籍することに大金を賭けていた者がおり、内部情報を知った上での賭けだったとみられる。
さらに英紙『ザ・サン』が18日付で続報として伝えたところによれば、スタリッジのインテル移籍を対象とした賭けを行ったのは同選手のいとこだったとのこと。他の親族からも資金提供を受けた上で、スタリッジが2月3日までにインテルに移籍することに1万ポンド(約145万円)を賭け、的中すれば2.7倍の2万7000ポンド(約391万円)の払い戻しを受けられる見通しだったようだ。
一方で、別の親族はスタリッジがウェスト・ブロムウィッチへ移籍することに大金を賭けていたという。結局スタリッジはインテルではなくウェスト・ブロムウィッチへレンタル移籍することになった。これらの賭けはスタリッジ本人から何らかの形で漏れた情報に基づいて行われたことが疑われている。
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