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本田圭佑、カンボジア監督就任の思いを語る。「サッカーを通じて勇気を」

text by 編集部 photo by Masayori Ishikawa

本田圭佑
カンボジア代表を率いる本田圭佑【写真:石川正頼】

 カンボジア代表の実質的な監督を務める本田圭佑は、現役選手としてプレーしながら他国の代表チームを率いるという超異例の選択をした理由の一部について自身のSNSを通して語っている。

 本田は今年8月にオーストラリアのメルボルン・ビクトリー加入を発表したあと、その数日後にはカンボジア代表の「Head of delegation」に就任することも発表。実質的な監督として、オーストラリアからビデオ通話などを通してカンボジア代表の指導を行いつつ、スケジュールの許す限り試合のベンチにも入っている。

 18日に本田は、ツイッターの公式アカウントで短い動画を投稿。その中で、「まだまだ苦しい生活をしている人も多いカンボジアで、サッカーを通じてちょっとでも勇気を与えられるような、元気になってもらえるような、明日から働くエネルギーを少しでも得てもらうようなプロジェクトになればなと思って」と就任を決めた理由について語っている。

 さらに、動画に添えて「お金も大事ですけど、お金より大事な事ってあるじゃないですか? カンボジア代表を強くするっていうのはそんな感覚に近いんですよね」ともコメント。移動費などを除いて実質的な“無給”でカンボジア代表の強化に努める上での思いを述べた。

 12日に行われたAFFスズキカップ2018のミャンマー戦では1-4で敗戦。就任以来、本田不在で行われた試合も含めてカンボジア代表はまだ白星がない。20日のラオス戦では初勝利を挙げられるだろうか。

【了】

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