シュミット・ダニエル【写真:Getty Images for DAZN】
日本代表は17日、1-1の引き分けに終わった大分でのベネズエラ戦から一夜明け、次なる試合の開催地・愛知県豊田市に移動して練習を行った。
前日の試合に先発した選手は軽めのランニングとストレッチのみ、途中出場した選手とベンチ入りのみだった選手たちはシュート練習などで約1時間ほど汗を流した。その間にはJ2の今季最終節が行われており、松本山雅FCの優勝と来季J1昇格が確定した。
練習中に古巣のJ1昇格が決まったGKシュミット・ダニエルは、ひと段落してその一報を受け「おめでとう、という感じです」と祝福の言葉を残した。来季は自らが所属するベガルタ仙台と、古巣・松本との対戦も実現する。
だが、「交通手段的にちょっと行きづらいかもしれないけど…」と冗談めかして仙台から松本への移動の難しさを心配する一幕もあった。
シュミットは松本が4年ぶりのJ1昇格を決めた前日、16日に日本代表での初キャップを記録していたが、周りからの反響は「あまりなかった」という。それでも17日の練習前に行われた地元の子供たちとの記念撮影では、以前よりも「シュミット」の名前を呼ぶ声の数が明らかに増えていた。
それには本人も「少しでも名前を覚えてもらったのは嬉しい」と述べ、「もっともっと子どもたちの話題の中心になる選手になれれば嬉しいですね」とさらなる飛躍を誓った。
(取材・文:舩木渉)
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