大宮アルディージャの大前元紀【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J2リーグの最終節となる第42節の全11試合が17日に行われた。今季のリーグ戦の全日程を終えた結果、大宮アルディージャのFW大前元紀が24ゴールでJ2得点王に輝いた。
最終節を迎えた時点で、現実的に得点王を争う状況にあった選手は2人。大前が24ゴールで得点ランク首位に立ち、レノファ山口FCのFWオナイウ阿道が22ゴールで続いていた。最終節は両者とも先発出場しながらもゴールはなく、そのまま大前が得点王となった。
清水エスパルスで頭角を表し、ドイツでのプレーも経験した大前は、2017年に大宮へ移籍。だが昨季はJ1で25試合に出場して2得点に終わり、チームを降格から救うことはできなかった。
自身2度目の経験となったJ2では41試合に出場して24ゴールを記録。第28節の愛媛FC戦ではハットトリックを達成したが、その他の得点は全て「1試合1点」で記録しており、固め取りではなく着実にゴールを重ねてきた。
大宮の選手が得点王に輝くのはJ1、J2を通してクラブ初。日本人選手のJ2得点王は4年ぶりとなった。過去10年間のJ2得点王は以下の通り。
▽J2歴代得点王(過去10年間)
2009年 27点 香川真司(セレッソ大阪)
2010年 20点 ハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)
2011年 23点 豊田陽平(サガン鳥栖)
2012年 32点 ダヴィ(ヴァンフォーレ甲府)
2013年 22点 ケンペス(ジェフユナイテッド千葉)
2014年 26点 大黒将志(京都サンガFC)
2015年 20点 ジェイ(ジュビロ磐田)
2016年 26点 鄭大世(清水エスパルス)
2017年 25点 イバ(横浜FC)
2018年 24点 大前元紀(大宮アルディージャ)
【了】