「この結果は良いレッスンになる」
――ショーンさんが注目されていた柴崎と冨安はいかがでしたか?
「柴崎は少し静かだったね。もう少しクリエイティブなプレーを見たかった。冨安は良かったと思う。体の使い方も頭の使い方も良かった。これから非常に良いディフェンダーになると思います」
――堂安、中島、南野の3人に注目していた人も多いかと思いますが、今日の彼らの出来はどうでしたか?
「あの3人は全体的に良かったと思います。コンビネーションプレーや攻撃のアイデアが溢れていたが、決定力だけなかった。でもこのような日もあるから、これからも今日のようなポジディブさを見たいですね」
――ベネズエラ戦のドローはどういった意味を持つでしょうか?
「日本は大体ベネズエラを上回ったが、勝てなかった。この結果は良いレッスンになると思います」
――森保Jとして4戦3勝1分けです。出だしは良いと思いますが、この4試合を総括して課題を挙げるとすればどこになるでしょうか?
「そうですね。今日の主な問題はフィニッシュだったと思いますが、今までの3試合では結構点を取りました。しかし、ウルグアイ戦でも今日の試合でも主導権を握ってるときに失点をしてしまいました。それは一番修正しなければいけないところかなと思います。(次の)キルギス戦では絶対に追加点を取りながら後ろでゼロに抑えなければならない」
――では、ベネズエラ代表はいかがでしたでしょうか。我々にはあまり強豪国というイメージはありませんが、日本相手にもかなりいい試合を見せてくれたと思うのですが
「そうでしたね。そのような粘り強い相手と戦うのは良い経験だと思う。前半はほぼ押し込まれたが、最後の最後までにカウンターで攻めましたので、これからも日本はどんな相手にも甘く見ることが出来ないと改めて分かってきたかなと思います」
――本日はありがとうございました! 20日のキルギス戦もよろしくお願いいたします!
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
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