【日本 1-1 ベネズエラ キリンチャレンジカップ2018】

　日本代表は16日、キリンチャレンジカップ2018でベネズエラ代表と対戦し、1-1と引き分けた。

　試合終盤にかけて森保一監督は攻撃の選手を投入していった。最後は前線4枚の顔ぶれが全て代わった。勝ち越しゴールを狙ったものの、スコアを動かすことできなかった。

「うまくコンビネーションを使うには難しい状況だったと思います」と指揮官は振り返ったが、「チーム全体で試合を勝ち切るために交代出場の選手が試合を決める、あるいは試合を締める。そういう戦いをできるように、チームとしてやっていかなければならないと思っています」と続けた。

　2列目の中島翔哉、南野拓実、堂安律、1トップの大迫勇也は“主力”として稼動している。彼らについて森保監督は「コンビネーションの連係、連動は上がってきていると思う」と述べる。その上でこうも語った。

「チームとしてもう1セットくらい幅とチーム力をアップさせられるように、より多くの選手が絡んでいけるようにやっていかなければならないと、私自身の仕事として思っています」

　この日も最前線の大迫は質の高いポストプレーで2列目の選手たちを活かした。とはいえ、彼の存在を脅かす選手の出現が待たれるのも確か。「大迫は非常にいい選手ですし、なかなか彼に代わる選手がいないのは現状だと思いますが」と話した指揮官は、「だからこそ色々な選手に経験してもらって、戦力になってもらえる選手を育てていけるようにしたいと思っています。招集に関してはまだまだいろいろな選択肢があると思っています」と語った。

（取材：舩木渉、文・構成：編集部）

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