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「コイントスの代わりにジャンケン」で処分…英国の審判たちが抗議の意思表示へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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FA女子スーパーリーグ(FAWSL)【写真:Getty Images】

 キックオフ前のコイントスの代わりとして「ジャンケン」を用いた主審が活動停止処分を受けた一件への抗議として、今週末に英国で行われるアマチュアサッカーやジュニアサッカーの数多くの試合でジャンケンを用いることが見込まれているという。英メディア『BBC』が伝えている。

 問題とされたのは先月26日に行われたイングランド・女子スーパーリーグのマンチェスター・シティ対レディング戦。この試合を担当した主審はコイントスに使用するコインをロッカールームに置き忘れてピッチに出てしまった。

 試合のテレビ中継が予定されていたこともあり、キックオフを遅らせないために主審は両チームのキャプテンにジャンケンをさせてエンドとボールを決定した。だがコイントスを行うことはルールで定められており、主審には3週間の活動停止処分が下された。

 この決定に対し、イングランドでは草の根サッカーの多くの審判たちが不満を抱いているようだ。今週末に行われる試合では、抗議の意志を表すため、アマチュアレベルやジュニアレベルの数十あるいは数百の試合でジャンケンが使われる見通しだと伝えられている。

「処分を受けた主審は自主的に素早い判断をした。全てが少し馬鹿げたことだし、明らかに不釣り合いだ」とある主審はコメントし、自身もジャンケンを用いることを表明。「誰かが気に入らない場合に備えてコインも持っていくが、問題ないと思う。ジャンケンはフェアな決め方だ」と述べている。

【了】

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