日本代表は16日、大分銀行ドームで行われるキリンチャレンジカップ2018のベネズエラ戦を前にした練習を大分市内で行った。来年1月に開催されるアジアカップ前最後のテストマッチで吉田麻也は代表に選出されている。

　戦況によって３バックや４バックを流動的に採用していく可能性があるが吉田は「もっと時間を使わないと難しいと思います。やっぱり３バックに時間がまだ少ないし、３バックと４バックはとにかく守備のやり方が全然変わってくるんで。そこをもっともっと練習しないと、簡単にじゃあ３バックにしますってやれるほど現代の３バックはそんなに簡単な３バックじゃないんで。３バックでもサイドハーフの選手が絞って上がってっていうのはやるし、変則的な４バックに近い３バックだとは思うので、もっとそれは時間をかけないといけないと思います」と、現状では3バックの採用は難しいとの見解を示した。

　続けて「気を付けるのはビルドアップの時に相手のプレスに引っかからないことですね。やっぱり前線がそれに対して動いてるんで。そこであとはパスコースを作ってみんながワイドに開いてるんで、僕もＧＫが持ったら開くし、そこでミスが起こるとかなりスペースがあって難しくなるので。そこのタテパスの質をどれだけ上げれるのかっていうのは、逆にボールを通せるようになれば相手にとってはすごく嫌だと思う。引っかかるようだと、じゃあ蹴った方がいいんじゃないかって話になると思うし、そこは選手の質が非常に求められるかなと思います」とコメントしている。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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