柴崎岳【写真:Getty Images】
日本代表は15日、16日に大分銀行ドームで開催されるキリンチャレンジカップ2018のベネズエラ代表戦を前に同会場で最終調整を行った。
柴崎岳はベネズエラ戦を前に「南米特有の独特なリズムもありながら、鋭いカウンターも持ってますし、前線にスピードある選手もいるので、非常に僕たちにとっていいチャレンジになる相手かなと思ってます」と相手の印象を語った。
攻撃陣では南野拓実や堂安律といった2列目の選手が好調だ。ボランチとして出場が予想される柴崎は彼らとの連携について「なるべく前を向いて仕掛けられるような状況を作り出していると思ってます。かといってチーム全体のバランスを崩すわけにもいかないんで、そのへんはボランチの2人だったりがしっかりとパワーバランス取りながら、試合の状況とか流れを見ながらやりたいなとは思いますし、前回のウルグアイ戦の部分は僕自身も参考にしながら、1試合1試合チームとして連携をよくしていきたいなという思いはあります」と話す。
今回の2連戦はアジアカップに向けて最後の試合だ。前回大会を経験している柴崎は「初めてこのチームで迎える公式戦っていうのは非常にたくさんの独特な雰囲気があるとは思いますし、それに1人1人がどう適応していくかっていう部分もあると思うんで。それはやっぱり想定はしておかないといけない部分かなと思います。あとは想定していてもやっぱりそこを超えてきたりとか、いろんな状況が生まれてくるとは思うので、まあそれは本番にならないと分からないですけど、いろんな状況を想定しておくっていうのは非常に大事かなと思ってます」と経験者ならではの視点で語った。
所属するヘタフェでは今季リーグ戦わずか2試合の出場となかなか出番が回って来ない柴崎。そんな中での代表招集でコンディションの不安はあるものの「ヘンな焦りとか、気持ち的に動向って部分はあんまりないんでね。今はその時の自分にやれることを精一杯やりたいなと思ってます」とアジアカップに出場するためにも今年最後の2連戦でアピールしたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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