ベネズエラ代表のエースFWサロモン・ロンドン。見た目は厳ついが、話してみると親切なナイスガイ【写真:舩木渉】
日本代表との国際親善試合を16日に控えるベネズエラ代表が、14日に大分市内で練習を行った。
4年前に対戦した際も先発出場していたベネズエラのエースFWサロモン・ロンドンが練習後、取材に応じ「この街は大分だよね? 寒いけど、15分くらい歩いてこの街は素晴らしいと思った。以前は東京に行って、日本に来るのは今回で2度目になるけど、とてもいい国だと感じるし、素晴らしい選手たちもたくさんいる」と笑顔を見せた。
190cm近い身長と分厚い胸板が印象的だった巨漢ストライカーは、2015年からプレミアリーグで活躍中。昨季まではウェストブロムウィッチに所属し、今季からニューカッスル・ユナイテッドで武藤嘉紀とともにプレーしている。
もちろんサウサンプトンのDF吉田麻也とも対戦経験があるが、「とても力強いセンターバックだ。試合になったら何が起きるか見てみようじゃないか」と自信の笑み。ロンドンは4年前の日本戦でも吉田とマッチアップしており、今回も両者一歩も譲らない世界レベルのデュエルを展開してくれそうだ。
実は4年前の対戦はFIFAによって没収試合となり、本来2-2のところが公式スコアは3-0で日本の勝利と記録されている。これは直前に韓国と対戦した際、ベンチに下がった後に退場処分を受けたロンドンが本来は出場停止になるにもかかわらず次の日本戦に先発出場したからと見られている。
何かと日本に縁のあるロンドン。ピッチ上では間違いなく日本の脅威になる。「僕たちは自分たちらしさを見せることがとても重要だと思っている。それは来年のコパ・アメリカを考える上でも重要」とも語っており、全力でぶつかってきてくれそうだ。
(取材・文:舩木渉)
【了】