ベネズエラ代表のジェフェルソン・ソテルドがまさかのトラブルで来日できず【写真:Getty Images】
日本代表との国際親善試合を16日に控えるベネズエラ代表が、14日に大分市内で練習を行った。
公開されたのは冒頭15分間のみで、そこでは軽いボール回しのみしか見せず。残りの時間は選手やスタッフ以外の人間を締め出し、日本戦に向けて本格的に戦術の確認などを行った模様だ。
実はベネズエラ代表はまだ全員が揃っているわけではない。すでに同国サッカー連盟から発表されている通り、DFウィルケル・アンヘルは20日にイラン代表との親善試合が行われるカタールでチームに合流予定。
そして新たに日本入りを見送った選手の存在が関係者への取材で判明した。チリのウニベルシダ・デ・チレに所属しているMFジェフェルソン・ソテルドが、搭乗予定だった航空便のトラブルでチリから飛び立つことができず。ラファエル・ドゥダメル監督は同選手の日本遠征不参加を認めたという。
ソテルドは昨年のU-20ワールドカップで準優勝したU-20ベネズエラ代表で10番を背負い、切れ味鋭いドリブルや華麗なパスで攻撃の中心を担った有望株。所属クラブでも10番を任され、身長160cmと小柄ながらベネズエラ代表の将来を担うと期待される。
18歳でA代表デビューを飾り、2016年に国内リーグの最優秀攻撃的MF、2017年にはチリ1部リーグの最優秀外国人選手にも選ばれた逸材は残念ながら日本戦に出ることができない。U-20ワールドカップで対戦した堂安律との再戦も実現しなくなってしまった。
ベネズエラ代表は15日夜に最後の1人が合流し、アンヘルとソテルドの2人を除いた21人で日本との4年ぶりの対決に挑む。
(取材・文:舩木渉)
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