ジネディーヌ・ジダン氏【写真:Getty Images】
元レアル・マドリー監督のジネディーヌ・ジダン氏に対して、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)に続いて、バイエルン・ミュンヘンも新監督就任へのオファーを出しているという。スペインメディア『OKディアリオ』が伝えている。
2016年1月にマドリー監督に就任したジダン氏は、それまでトップチームでの指導経験がなかったにもかかわらず、2年半でチャンピオンズリーグ3連覇を含めた9つのタイトルを獲得。だが昨季終了後に電撃退任し、現在はフリーとなっている。
先月頃には、ジョゼ・モウリーニョ監督の後任としてユナイテッドに招かれる可能性が高いと盛んに噂されていた。スペインメディアによれば、そのユナイテッドと母国フランスのPSGに加えて、新たにバイエルンもオファーを提示したとのことだ。
ブンデスリーガで6連覇を達成し、“絶対王者”の座に君臨してきたバイエルンだが、今季は苦戦を強いられている。ニコ・コバチ監督の立場は危うくなり、クラブは先週の時点でジダン氏と連絡を取ったとみられている。その後、先週末の試合でボルシア・ドルトムントに敗れたことでバイエルンの状況はさらに悪化している。
バイエルンはジダン氏に来季の監督就任に向けたオファーを出しつつ、場合によっては早い段階でコバチ監督を更迭してジダン氏を招くことも考えているという。だがジダン氏は慎重な姿勢を見せ、他クラブからのオファーを見極めることも含めて来夏まで待つのではないかとみられている。
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