リバプールのダニエル・スタリッジ【写真:Getty Images】
賭博への関与を禁じる規定に違反したとしてイングランドサッカー協会(FA)からの起訴を受けたリバプールのイングランド代表FWダニエル・スタリッジは、自身の移籍に関する情報を外部に漏えいしたのではないかとみられている。英紙『テレグラフ』が伝えた。
FAはスタリッジが今年1月に規定に違反した疑いがあるとして12日に同選手を起訴した。詳細は明らかにされていないが、スタリッジは「自身の立場を利用して得た情報を外部に提供してはならない」とされる規定に違反したことが示唆されていた。
『テレグラフ』紙によれば、違反はスタリッジの移籍に関連する情報の漏えいである可能性があるという。リバプールから1月にインテルへ移籍するという情報が外部に伝えられた可能性があるとされている。
イングランド中部に居住するある労働者が、スタリッジがインテルに移籍することに対して「5桁」、つまり1万ポンド(約148万円)以上の賭けを行っていたようだ。ブックメーカーにおいてその賭けが行われたのはスタリッジのインテル移籍の噂がイタリアメディアで報じられる1週間前だったとのことで、何らかの内部情報を知り得た上での賭けだった疑いが持たれている。
実際にはスタリッジはインテルには移籍せず、1月29日にウェスト・ブロムウィッチへ期限付き移籍した。今季はリバプールに復帰している。
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