今回の2連戦はメンバーを固定か
1月のアジアカップ(UAE)前最後の活動となる今回の11月のベネズエラ(大分)・キルギス(豊田)2連戦。8年ぶりのアジア王者奪回のかかる大舞台を前にチームの土台を固めることは森保一監督にとっても最重要命題だろう。それに向けての本格的アプローチが大分合宿2日目の13日から始まった。
合流が遅れていた欧州組の南野拓実(ザルツブルク)、堂安律(フローニンゲン)、酒井宏樹(マルセイユ)とアジアチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を果たした鹿島アントラーズの三竿健斗らがこの日から加わり、22人でのトレーニングとなった。今回初代表の鈴木優磨(鹿島)が負傷辞退したのは悔やまれるところだが、9月シリーズで負傷離脱した杉本健勇(C大阪)が追加招集された。23人揃っての練習は14日からになる予定だ。
こうした中、森保監督は7対7+2フリーマン+2GK、8対8などの実戦形式を多く取り入れた。一方のグループには、吉田麻也(サウサンプトン)、冨安健洋・遠藤航(ともにシントトロイデン)、佐々木翔(広島)、柴崎岳(ヘタフェ)、中島翔哉(ポルティモネンセ)、大迫勇也(ブレーメン)という主力と目される選手が入った。
2試合で大胆にメンバーを入れ替えた10月のパナマ(新潟)・ウルグアイ(埼玉)2連戦とは違い、今回はメンバーを固定しながら2戦を使ってチームの基盤を作る作業を優先する可能性も少なくない。合宿の早い段階から中心選手を同組でプレーさせたのも、そういう狙いがあるのかもしれない。