ユベントス【写真:Getty Images】
スペインのリーガエスパニョーラに続き、イタリアのセリエAも外国開催案が浮上した。ユベントスのチーフを務めるジョルジオ・リッチ氏が語ったと、12日に英メディア『BBC』が報じている。
今年8月、ラ・リーガとリレベント・スポーツが協力し、「ラ・リーガ・ノース・アメリカ」という新組織を設立。その一環としてリーガエスパニョーラの試合がアメリカで開催されることになった。来年1月27日に行われる第21節のジローナ対バルセロナの試合が、アメリカのマイアミにあるハードロック・スタジアムで開催される見通しとなっている。
しかし、クラブの幹部がアメリカ開催に前向きな一方で、当事者である選手たちは猛反対。スペインサッカー選手協会(AFE)の下で各クラブのキャプテンが集まって会談を実施し、ストライキを行う可能性があることを表明していた。
リーガエスパニョーラの問題が平行線を辿る中、今度はセリエAの試合を外国で開催する案が浮上している。ユベントスのチーフを務めるリッチ氏は「リーグをよりグローバルにすることは本当に重要だ。38試合のうち、1つを輸出することは良い選択肢になるだろう。例えば、NBA(北米の男子プロバスケットボールリーグ)やNFL(アメリカのアメリカンフットボールリーグ)は、商業戦略の観点から、1試合〜2試合を英国や欧州のどこかで開催しているんだ」とコメント。
シーズン前のインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)がアメリカなどで開催された事例はある。しかし、欧州のリーグ戦が外国で開催された事例はない。地元のサポーターや選手から反発が起きる可能性もあるが、果たして…。
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