川崎Fは優勝決定も、今節の選出はなし
J1 第32節のベストイレブン
フットボールチャンネル編集部では、11月6日と同10日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節のベストイレブンを選出した。
アウェイでV・ファーレン長崎を下した横浜F・マリノスからは、積極的なプレーで攻撃を活性化させ、攻守両面で存在感を発揮した山中亮輔。途中出場ながらチャンスに絡み続け、決勝ゴールの起点となるクロスを入れるなど輝きを放ったイッペイ・シノヅカの2名を選出している。また、イッペイ・シノヅカ投入が的中するなどベンチワークに冴えが見られたアンジェ・ポステコグルー監督を今節の最優秀監督とした。
サンフレッチェ広島を1-0で下したベガルタ仙台からはGKシュミット・ダニエルを選出。幾度となく訪れたピンチをビッグセーブで防ぎ続け、失点を許さなかった点を大きく評価している。
清水エスパルスからはディフェンス陣の2名をピックアップ。ファン・ソッコは危険な場面で身体を投げ出し、無失点の立役者となった点を。立田悠悟は粘り強い守備はもちろんのこと、攻撃面では質の高いクロスを供給し続け2アシストを記録した点をそれぞれ評価している。
ヴィッセル神戸からはアンドレス・イニエスタを選出。柔らかいボールタッチと巧みなボールコントロールで違いを生みだし、攻撃の組み立てにおいて欠かせない存在となっていた。DFに囲まれながらもボールを失わないその技術の高さは見事というほかない。
湘南ベルマーレに勝利し、怒涛の8連勝を果たしたガンバ大阪からは、序盤こそミスが目立ったが、質の高いパスを何本も送り出し、中盤でゲームをコントロールした遠藤保仁。何度もチャンスに絡み、最終的には自ら決勝ゴールを奪うなど6試合連続得点を記録したファン・ウィジョの2名を選出している。
北海道コンサドーレ札幌を下した浦和レッズからは、キレキレの動きで終始違いを作り出し、2ゴールをマークした武藤雄樹を選出している。
その他にも守備では身体を張り、セットプレーから得点を奪うなど攻守において輝いた鹿島アントラーズの町田浩樹、果敢な動きでチームに活力を与え、杉本健勇のゴールをお膳立てした田中亜土夢を今節のベストイレブンとしている。
フットボールチャンネル編集部が選んだ明治安田生命J1リーグ第32節のベストイレブンと最優秀監督は以下のとおり。
▽GK
シュミット・ダニエル(仙台)
▽DF
ファン・ソッコ(清水)
町田浩樹(鹿島)
立田悠悟(清水)
山中亮輔(横浜FM)
▽MF
遠藤保仁(G大阪)
アンドレス・イニエスタ(神戸)
田中亜土夢(C大阪)
イッペイ・シノヅカ(横浜FM)
▽FW
ファン・ウィジョ(G大阪)
武藤雄樹(浦和)
▽最優秀監督
アンジェ・ポステコグルー(横浜FM)
明治安田生命J1リーグ第32節の結果は以下のとおり。
柏 2-3 鹿島
札幌 1-2 浦和
FC東京 0-0 磐田
清水 2-0 名古屋
C大阪 2-1 川崎F
神戸 0-0 鳥栖
広島 0-1 仙台
長崎 0-1 横浜FM
G大阪 1-0 湘南
【了】