リオネル・メッシ【写真:Getty Images】
【バルセロナ 3-4 ベティス リーガエスパニョーラ第12節】
現地時間11日に行われたリーガエスパニョーラ第12節のバルセロナ対ベティスは、4-3でアウェイのベティスが勝利した。ベティスのMF乾貴士は87分から途中出場している。
ひじの骨折で離脱していたメッシが先発メンバーに戻ったバルセロナ。インターナショナルマッチウィークの中断を前にきっちり勝ちきりたいところだったが、前半から予想外の展開になる。
主導権を握ったのはアウェイのベティス。ボール支配率でもバルセロナに圧倒されることなく、効果的に攻め込んでいった。20分には先制点。自陣からウィリアム・カルバーリョが出したスルーパスに抜け出したジュニオール・フィルポが左からドリブルを仕掛けると、セルジ・ロベルトをかわして右足のシュートを決めた。
勢いに乗るベティスは、34分に追加点。ジュニオール・フィルポが左から入れたクロスが反対に流れると、テージョが折り返してホアキンがゴールを奪う。37歳の大ベテランの得点で2点差となってハーフタイムを迎えた。
内容も良くないバルセロナは、後半の頭からアルトゥールを下げてビダルを入れる。57分にはマルコムに代わってムニルが投入された。
すると66分、ジョルディ・アルバが倒されてバルセロナはPKを獲得。メッシがこれを決めて1点差とし、反撃ののろしがあがった。
だが、その直後に痛恨のミスが出てしまう。71分、ベティスはロ・セルソがペナルティエリア内から右足でシュートを放つと、バルセロナはGKテア・シュテーゲンが頭上に両手を出した。これが守護神の手の間を抜けてそのままゴールとなり、再び差が2点となる。
バルセロナは79分、メッシのスルーパスでチャンスをつくってビダルがゴールを決めた。だが、81分にラキティッチが2枚目のイエローカードで退場となり、またしても反撃ムードに水を差された。
ベティスは83分、カセレスのゴールでリードを広げると、87分には乾を投入。アディショナルタイムの5分でメッシに1点を奪われたが、4-3で逃げ切った。
バルセロナは今季初の1試合4失点。2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差は1となっている。
【得点者】
20分 0-1 ジュニオール・フィルポ(ベティス)
34分 0-2 ホアキン(ベティス)
68分 1-2 メッシ(バルセロナ)
71分 1-3 ロ・セルソ(ベティス)
79分 2-3 ビダル(バルセロナ)
83分 2-4 カセレス(ベティス)
90+2分 3-4 メッシ(バルセロナ)
【了】