川崎フロンターレがJ1優勝【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第32節の試合が10日に行われた。この日行われた試合の結果、川崎フロンターレが2試合を残して昨季に続いての2連覇を決めた。
今季J1では中盤戦までサンフレッチェ広島が首位を快走していたが、前節までに4連敗を喫して急激に失速。代わって首位に浮上した川崎Fが3試合を残した時点で広島に7ポイント差をつけ、今節の結果次第で優勝を決められる状況となっていた。
川崎Fはアウェイでセレッソ大阪と、広島はホームでベガルタ仙台とそれぞれ対戦。川崎Fは今季チーム得点王のエースFW小林悠を負傷で欠いて試合に臨んだ。
だが前半をスコアレスで折り返したあと、先制点はC大阪に生まれる。55分、田中亜土夢の左サイドからのクロスを受けた杉本健勇がGKとの1対1の形から左足でシュートを決めた。
この時点で広島対仙台はまだ0-0。そのままのスコアで終了すれば広島が望みを繋ぐところだったが、67分には石原直樹のゴールで仙台が1点をリードする。
川崎Fは後半終了間際に知念慶がエリア内に抜け出し、GKに倒されてPKを獲得。小林の代役キッカーを務めた家長昭博がゴール右へ冷静に決めて同点に追いついた。だがアディショナルタイムに入ったところで山村和也に勝ち越しゴールを許してしまう。
結局優勝を争っていた川崎Fと広島はどちらも敗戦。この結果残り2試合で勝ち点差は7のままとなり、川崎Fの優勝が決定した。
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