東南アジア初、ユベントスアカデミー開設
ベトナム・ホーチミン市で9月30日、ユベントス・ベトナムアカデミーのお披露目式典が開催された。世界各国で展開しているユベントスアカデミーだが、東南アジアで開設するのは、ベトナムが初めて。
このプロジェクトは、不動産開発やメディア事業を手掛ける地場ビンミングループ(BMG)がユベントスと協同で実施するもの。ビンミングループのスポーツ事業部は現在、ベトナム1部ホーチミン・シティ(HCMC)FCおよび3部バリア・ブンタウFCのスポンサーを務めており、豊富な資金力に物を言わせた積極投資でチーム強化を図っている。因みに、今シーズンからは、元ベトナム代表監督で、Jリーグの札幌や大宮など数々のクラブを率いた三浦俊也がHCMC FCで指揮を執っている。
式典には、ユベントス・ベトナムアカデミーに入団する第1期生60人(U-11、U-13)も出席。同アカデミーのスポンサーとして、ベトナムの不動産投資開発大手VTPグループとタイ国営石油事業大手サイアムセメント(SCG)が出資することも発表された。
アカデミーの所在地は、ホーチミン市から約100kmに位置するバリア・ブンタウ省。ホーチミン在住の日本人からは“ベトナムの熱海”と呼ばれているビーチリゾートだ。ベトナムでは当たり前のことだが、プロ育成アカデミーは全寮制で、練習はもちろん、学業や生活にいたるまで費用は全額無料。ユベントス・ベトナムアカデミーでは、ヨーロッパ式のカリキュラムを導入して、ユベントスから派遣されるコーチが直接指導に当たるという。