躍進する「NMD」
左からポルティモネンセの中島翔哉、ザルツブルクの南野拓実、フローニンゲンの堂安律。NMDの勢いが止まらない【写真:Getty Images】
中島翔哉
1994年8月23日生まれ(24歳)
所属:ポルティモネンセ(ポルトガル1部)
リーグ戦:8試合出場(先発:8)4得点
国内カップ戦:1試合出場(先発:1)0得点
10月の日本代表合流直前に強豪スポルティングCPから2ゴール2アシストを挙げるなど、今季もポルティモネンセの絶対的な中心選手。代表から戻った直後の試合は欠場したが、直近の試合では元気に先発フル出場している。選手情報データベースサイト『transfermarkt』が算出する市場価値が1500万ユーロ(約19億5000万円)まで上昇し、香川真司を抜いて日本人トップに躍り出た。その勢いに陰りは見られない。
南野拓実
1995年1月16日生まれ(23歳)
所属:レッドブル・ザルツブルク(オーストリア1部)
リーグ戦:11試合出場(先発:7)2得点
ヨーロッパリーグ:4試合出場(先発:2)4得点
国内カップ戦:2試合出場(先発:2)2得点
現地時間8日に行われたヨーロッパリーグのローゼンボリ戦でハットトリックを達成。日本人としては同大会で初めての1試合3得点を叩き込んだ。リーグ戦ではベンチスタートの試合もあるが、今季のザルツブルクでの公式戦二桁得点達成はもうすぐ。日本代表でも3試合連続ゴール中。
堂安律
1998年6月16日生まれ(20歳)
所属:フローニンゲン(オランダ1部)
リーグ戦:11試合出場(先発:11)2得点
国内カップ戦:1試合出場(先発:1)0得点
所属クラブは厳しい状況に置かれているが、その中でも堂安のパフォーマンスは傑出している。ユベントスやマンチェスター・シティ、アトレティコ・マドリー、ドルトムントといった名だたるビッグクラブが獲得に関心を寄せていると報じられ、周辺も騒がしくなり始めた。今月2日のエクセルシオール戦では難易度の高いボレーシュートで鮮烈なゴールも決め、その評価はうなぎ上りだ。
【了】