モナコのドミトリー・リボロフレフ会長【写真:Getty Images】
フランス1部のモナコのオーナー・会長であるドミトリー・リボロフレフ氏が、不正取引等を行った疑いがあるとして警察に拘留され取り調べを受けた。仏紙『ル・モンド』が伝えている。
報道によればリボロフレフ会長は現地時間6日朝に警察に拘束され、同氏の豪邸も家宅捜索を受けたとのこと。汚職・不正取引に関与した疑いがかけられている。
ロシアの大富豪であるリボロフレフ会長は、絵画の取引を巡ってスイスの画商と以前から争いを起こしている。その取引の中で不正行為が行われた可能性があるとして捜査対象となったようだ。
ピッチ上で苦戦が続いているモナコにとっては災難が重なる形となった。成績不振のためレオナルド・ジャルディム前監督を解任し、クラブのレジェンドであるティエリ・アンリ氏を新監督に迎えたが、苦境を抜け出すことはできていない。
国内リーグではアンリ氏の就任以降も1分け2敗と未勝利で、降格圏の19位に低迷。現地時間6日に行われたチャンピオンズリーグのクラブ・ブルージュ戦にもホームで0-4の大敗を喫し、決勝トーナメント進出を逃すことが決まっている。
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