ゼニト・サンクトペテルブルクのレアンドロ・パレデス【写真:Getty Images】
ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに所属するアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスは、古巣である母国のボカ・ジュニオルスの歴史的大一番を観戦するため意図的にレッドカードを受けたのではないかという疑惑を否定した。アルゼンチン『FOXスポーツ』が伝えている。
今月のアルゼンチン代表の試合に招集されているパレデスは、今週末に行われる国内リーグのCSKAモスクワ戦を終えたあと帰国するはずだった。だが、先週末に行われたアフマト・グロズヌイ戦で2枚のイエローカードを受けて退場し、CSKA戦には出場停止となった。
これにより、パレデスは8日のヨーロッパリーグの試合を終えたあと帰国することになる。これは、現地時間10日に行われる古巣ボカの大一番を観戦するために意図したことではないかという疑いが持ち上がった。
ボカは南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝で国内の宿敵リーベル・プレートと対戦する。両チームが南米の頂上決戦で激突するのは史上初であり、「歴史的スーペルクラシコ」として注目が高まっている。10日にはボカのホームでその1stレグが行われる。
パレデスは8日の試合後に帰国することを認めつつ、退場が意図的であったことは否定。「全て嘘だ。アルゼンチンで作られた話だ。わざとレッドカードを受けてはいない」と主張し、「噂を聞いてからゼニトのスポーツディレクターと話をした。僕のことを信じていると言ってくれたよ」とコメントしている。
【了】