上海上港【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ(CSL)第29節の試合が7日に行われ、北京人和に2-1の勝利を収めた上海上港が1試合を残して初優勝を決めた。
CSLではアジアでも屈指のビッグクラブに急成長した広州恒大が圧倒的な強さを誇り、2011年の初優勝から昨季まで7連覇を達成していた。だがついにその王朝に終止符が打たれることになった。
第22節時点で首位に立った上海上港は、先週末に行われた第28節の試合で2位の広州恒大と直接対決。大激戦となった試合にアウェイで5-4の勝利を収めて残り2試合で5ポイント差とし、優勝に王手をかけていた。
勝ち点1の獲得で優勝が決まる状況で迎えた7日の試合では8位の北京人和とホームで対戦し、ウズベキスタン代表MFオディル・アフメドフと、得点ランク首位に立つ中国代表FWウー・レイのゴールで2点をリード。1点を返されたが2-1の勝利で優勝を決めた。
ポルトなどの元指揮官であるポルトガルのビトール・ペレイラ監督が率いる上海上港は、元JリーガーのFWフッキや元チェルシーのMFオスカルらを擁し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での対戦を通して日本のファンにもお馴染み。昨季は浦和レッズと決勝進出を争い、今季もグループステージで川崎フロンターレ、決勝トーナメント1回戦で鹿島アントラーズと対戦した。
優勝した上海上港と2位の広州恒大は来季ACLのグループステージからの出場権を獲得している。3位の山東魯能と4位の北京国安は、カップ戦決勝の結果次第でどちらかがACLグループステージから、もう一方がプレーオフから出場する。
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