ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属するMF香川真司は、チャンピオンズリーグ(CL)の試合を戦うトップチームのメンバーから外れ、セカンドチームにあたるドルトムントIIで4部リーグの試合に出場した。だが対戦相手のファンからは不満の声も上がっていたという。
ドルトムントは現地時間6日に行われたCLの試合でアトレティコ・マドリーと対戦した。今季のチームで十分な出場機会を得られず苦戦している香川は、このアウェイゲームに向けた遠征メンバーからも外されることになった。
ドイツメディア『Spox』によれば、香川は同じく遠征メンバーから外れたMFセバスティアン・ローデとともに、6日に行われたレギオナルリーガ(4部相当)のロートヴァイス・エッセン戦に出場。だが相手チームのファンからは、明らかに「別格」となる選手たちの出場に不満の声が上がり、香川とローデがボールを持つたびにブーイングが浴びせられていたという。
ドルトムントIIのヤン・ジーヴェルト監督は、「選手たちが試合勘を維持するための決定だ」と主張。「トップチームの選手たちがいたからといって自動的に勝てるというわけではない。多くの場合は長くプレーしていないような選手や、怪我から戻ってきたばかりの選手たちだ」と話している。
ドルトムントIIはこの試合に5-0で勝利を収めた。昨季のトップチームで公式戦12試合に出場した19歳のスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクがハットトリックを達成している。
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