メッシ不在でも…バルサが圧倒
リオネル・メッシという大エースが不在でも、バルセロナの強さが落ちることはない。現地時間6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグB組第4節、インテルのホームに乗り込んだバルセロナは、まさにそれを証明する試合を展開してくれた。
結果は1-1のドロー。勝つことはできなかったが、間違いなく勝利にふさわしかったのはアウェイチームの方だ。試合後のスタッツを見ても、支配率は65%、パス成功率90%、シュート数も26本放つなど、すべての面においてインテルを圧倒していた。
前半からボールをキープしたバルセロナ。インテルが高い位置から猛烈なプレッシャーを与えにきていたが、それをお構いなしに最終ラインから丁寧にパスを回していく。前線のルイス・スアレスやフィリッペ・コウチーニョはインテルのボランチとCBの間のスペースをうまく利用し、縦パスを引き出した。そこに、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルトの両サイドバックが果敢にオーバーラップを仕掛けることによって、さらに攻撃に厚みが加わる。立ち上がりから、バルセロナは攻撃に人数を割き、インテル陣内へ押し込んだ。
最終ラインを深い位置まで下げられたホームチームも、ボールを奪った後はすぐに蹴るのではなく、あくまで繋いでいこうという意思が見て取れた。しかし、バルセロナのようにパス回しがうまくいくわけではなく、結果的にミスが頻発し、良い攻めに転じられなかったのである。
インテルは前半、わずか2本しかシュートを放つことができなかった。対するバルセロナは45分間だけで13本。これだけでも、いかにアウェイチームが圧倒していたかわかるはずだ。