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Jリーグ 6年前

鳥栖、長崎との直接対決制す。2連敗の柏、その“負け方”は結果以上に重い【J1残留争いの現状】

明治安田生命J1リーグ第31節が10月31日から11月4日までに行われた。サガン鳥栖は最下位のV・ファーレン長崎と直接対決に臨んだ。柏レイソルは川崎フロンターレと、名古屋グランパスはヴィッセル神戸と対戦。また6日には、柏が鹿島アントラーズとの第32節に、名古屋は未消化だった第28節・セレッソ大阪戦に臨んだ。

text by 編集部 photo by Getty Images

鳥栖が2連勝を達成

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残留争いの現状をおさらいする【写真:Getty Images】

 サガン鳥栖とV・ファーレン長崎。残留を争う両者が激突した。

 3バックが基本システムの長崎は、後ろを4枚にして先手を取ろうとした。しかし、長いボールを多用する鳥栖に逃げられてしまう。

 スコアレスで迎えた60分、右クロスに趙東建が頭で合わせる。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を原川力が押し込み、鳥栖が先制に成功した。

 長崎は前線の選手を投入し、ゴールを目指す。しかし、ここで立ちはだかったのが鳥栖の守護神・権田修一。決定機をいくつも作ったアウェイチームだったが、日本代表GKがビッグセーブを連発。チームは厳しいシーズンを送っているが、権田は心身ともにいい状態を維持している様子で、ここ一番のスーパープレーでチームを勇気づけた。

 鳥栖はこれで2連勝。大きな勝ち点を手にし、暫定ではあるが残留圏内への浮上を果たした。長崎は勝ち点29、最下位で変わらず。気持ちを切り替えて次節に向かいたいところだ。

 鳥栖とは対照的に名古屋グランパスは痛い2連敗を喫した。ヴィッセル神戸と対戦し、ルーカス・ポドルスキの2発に沈んだ。1点目はイニエスタをフリーにしすぎてループパスの供給を許し、2点目はポドルスキの世界レベルのシュートになす術がなかった。

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