鳥栖が2連勝を達成
サガン鳥栖とV・ファーレン長崎。残留を争う両者が激突した。
3バックが基本システムの長崎は、後ろを4枚にして先手を取ろうとした。しかし、長いボールを多用する鳥栖に逃げられてしまう。
スコアレスで迎えた60分、右クロスに趙東建が頭で合わせる。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を原川力が押し込み、鳥栖が先制に成功した。
長崎は前線の選手を投入し、ゴールを目指す。しかし、ここで立ちはだかったのが鳥栖の守護神・権田修一。決定機をいくつも作ったアウェイチームだったが、日本代表GKがビッグセーブを連発。チームは厳しいシーズンを送っているが、権田は心身ともにいい状態を維持している様子で、ここ一番のスーパープレーでチームを勇気づけた。
鳥栖はこれで2連勝。大きな勝ち点を手にし、暫定ではあるが残留圏内への浮上を果たした。長崎は勝ち点29、最下位で変わらず。気持ちを切り替えて次節に向かいたいところだ。
鳥栖とは対照的に名古屋グランパスは痛い2連敗を喫した。ヴィッセル神戸と対戦し、ルーカス・ポドルスキの2発に沈んだ。1点目はイニエスタをフリーにしすぎてループパスの供給を許し、2点目はポドルスキの世界レベルのシュートになす術がなかった。
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