ウサイン・ボルト氏【写真:Getty Images】
オーストラリアでの選手契約は合意に達しなかった元陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルト氏だが、早くも同紙に興味を示すクラブが現れた。チリ2部のユニオン・サン・フェリペが獲得意思を示したと、5日にチリメディア『アラー・リブレ』が報じている。
今年8月からAリーグ(オーストラリア1部)のセントラルコースト・マリナーズで練習に参加していたボルト氏は、クラブからプロ契約を提示された。しかし、提示された条件はボルト氏側の要求する300万豪ドル(約2億4000万円)には遠く及ばないものであり、クラブは契約合意に向けて第三者による資金協力を模索していた。それでも契約交渉は破談に終わり、マリナーズでの練習参加も終了したことでクラブを去っている。
だがボルト氏は「別のチームで別のチャンスを得られることを願っている。今も代理人に色々とチャンスについての連絡が入っていると思うので、どういう方向に向かうのか見てみよう」と語り、プロサッカー選手になる夢を諦めていない。
同メディアによると、今度はチリ2部のユニオン・サン・フェリペが獲得意思を示したという。ユニオン・サン・フェリペを率いるエドゥアルド・オリバレス監督は「クラブにとって興味深いプロジェクトだ。我々は答えを待っている。様々な知り合いを通じて、お互いに連絡を取り合っている」と、オファーの存在を明かし、「プロジェクトのためにいつでも資金調達できる。関心が低いプロジェクトなら難しいが、上手くいけば入手できる」とコメントしている。
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