川口能活が現役引退を発表【写真:Getty Images for DAZN】
J3のSC相模原は4日、同クラブに所属する元日本代表GK川口能活が今季限りで現役を引退することを発表した。
現在43歳の川口は1994年に清水商業高校から横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入。日本を代表するGKとして長年にわたって活躍を続けてきた。
横浜FMでは2年目から正GKのポジションを獲得して年間優勝に貢献し、Jリーグ新人王も受賞。8年間にわたって在籍したあと海外でのプレーに挑戦し、イングランドのポーツマス、デンマークのノアシェランでプレーした。
2005年には日本に帰国し、ジュビロ磐田で9年間プレー。その後2014年にJ2のFC岐阜、2016年にJ3の相模原へ移籍した。今季はJ3でここまで5試合に出場している。Jリーグでの通算出場数は現時点で506試合。
1996年にはU-23日本代表としてアトランタ五輪に出場し、ブラジルを破った「マイアミの奇跡」に大きく貢献。1997年にデビューしたA代表でも4大会のワールドカップでメンバー入りし、1998年大会と2006年大会で正GKを務めた。通算116試合出場は歴代3位、GKとしては1位となっている。
クラブの発表によれば、川口は今月14日に引退記者会見を行う。また、12月2日にホームで行われるJ3第34節の鹿児島ユナイテッドFC戦の終了後に引退セレモニーが予定されている。
「今シーズンで引退することを決めました。とにかく今は感謝の気持ちしかありません」と川口はクラブ公式サイトを通してコメント。これまで所属した各クラブのほか、「応援してくれるサポーター、両親、家族、サッカー人生で出会い力をいただいた全ての人達、そして一緒にプレーした先輩方、仲間達に感謝の気持ちを伝えたいと思います」と述べている。
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