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レスターに非情な警告。審判の決定に「恥じるべき」の声

text by 編集部 photo by Getty Images

デマライ・グレイ
ユニフォームを脱いだデマライ・グレイ【写真:Getty Images】

 レスター・シティは現地時間3日、プレミアリーグ第11節のカーディフ戦で1-0の勝利を収めた。審判の「非情な判定」が話題になっている。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 先月27日、レスターはウェスト・ハムと対戦した。その後、オーナーであるヴィチャイ・スリヴァッタナプラバ会長を乗せたヘリコプターが墜落。搭乗していた5人全員が命を落としている。

 失意の中にあるレスターはアウェイでカーディフと対戦。0-0で迎えた55分にMFデマライ・グレイがゴールを挙げた。するとグレイはユニフォームを脱ぎ、「クン・ヴィチャイのために」というメッセージを見せている。

 レスターのイレブンがファンとともに愛するオーナーに得点を捧げた感動的なシーンだったが、リー・プロバート主審はユニフォームを脱いだグレイにイエローカードを提示した。

 主審はルールに則ってカードを出したが、元リバプールのフィル・トンプソン氏は『サッカー・サタデー』の中で、「恥ずべきことだ。ルールがあるのは分かる。ただ、私は良識で判断しても良いと思う」とコメントしている。

 プロバート主審としてもこの警告は心苦しかったに違いない。主審一人でルールをかえるのは難しいはずだが、観衆は感動的な場面にイエローカードはふさわしくないと判断するかもしれない。

【了】

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