レスター・シティの選手・スタッフらは、悲劇的なヘリコプター墜落事故で死去したヴィチャイ・スリヴァッタナプラバ氏の葬儀に参列するためタイへ向かう見通しとなった。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

　先週土曜日にレスターのホームスタジアムで行われた試合のあと、ピッチ上から飛び立ったヘリコプターがスタジアム外の駐車場に墜落して炎上。レスターのオーナー・会長だったスリヴァッタナプラバ氏を含めた搭乗者5人全員が命を落とした。

　タイ出身の実業家であったスリヴァッタナプラバ氏の葬儀は母国で3日から執り行われており、1週間にわたって行われるという。レスターの選手らも参列のためタイへ向かうことになる。

　レスターは現地時間3日にアウェイでプレミアリーグ第11節のカーディフ・シティ戦を戦う。試合後にはその日のうちにプライベートジェットでタイへ向けて出発することが見込まれている。タイでの短い滞在を経て再び帰国し、10日のバーンリー戦に備えるという強行日程となる。

　中断期間でもないリーグ戦真っ最中にチーム全体がアジアまでの長旅に出るのは異例のことだが、選手たちは葬儀参列を強く望んでいるという。エースのFWジェイミー・ヴァーディーは「僕らにとってすごく大事なことだ」とコメントしている。

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