守備陣は野戦病院。中盤はゲッツェが離脱濃厚
守備陣に故障者が相次いでいる。11月3日にブンデスリーガの第10節、対VfLボルフスブルク戦を控えているボルシア・ドルトムント。その3日前に行われたDFBポカールの2回戦、対ヘルタ・ベルリン戦の14分、アブドゥ・ディアロがそけい部を痛めて離脱した。今季1.FSVマインツ05から加入して、守備の主軸として活躍してきたU-21フランス代表CBは、ボルフスブルク戦を欠場することになった。
1日の会見でルシアン・ファブレ監督が語るところでは、離脱中のSBウカシュ・ピシュチェクも、土曜日に行われる次節を引き続き欠場するとのこと。先月、スイス代表の活動で負傷して離脱していたCBマヌエル・アカンジは、会見当日に6〜7人の選手とトレーニングをこなしたそうだが、ボルフスブルク戦に帯同できるか決めるのは、時期尚早とのことである。
翌週は6日にCLのアトレティコ・マドリッド戦、10日にバイエルン・ミュンヘン戦という重要な2連戦を控えている。そう考えれば、ここでスイス代表CBに無理はさせないのではないか。ボルフスブルク戦でのディフェンスラインは、右からアクラフ・ハキミ、エメル・トプラク、ダン=アクセル・ザガドゥ、ラファエウ・ゲレイロ、という並びになりそうである。
このように守備陣が野戦病院化する一方、MFから前のポジションには、目立った故障者は見当たらない。会見でファブレ監督は、離脱していたトーマス・ディレイニーについて「オーケー」の一言。ボルフスブルク戦で再びメンバーに入る見通しだ。パコ・アルカセルは既にウニオン・ベルリン戦でベンチ入りしている。土曜日はスペイン代表FWのスタメン起用もあるかもしれない。