山東魯能に所属するジエゴ・タルデッリ【写真:Getty Images】
現地時間10月28日に中国スーパーリーグの試合が行われ、山東魯能は上海上港と対戦。試合前に両選手が成立し、中国国歌が流された。この時、山東魯能に所属する元ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリが不適切な行動を取ったとして、中国サッカー協会が10月31日に1試合の出場停止処分を下している。
他の選手が後ろに腕を組んで斉唱する中、タルデッリは下を向き、右手で自分の顔を触っていた。確かに他の選手とは一時的に別の行動を取っていたが、今回の処分に関しては中国サッカー協会が過剰反応しすぎとの声も挙がっている。ブラジルメディア『グローボ』によると、ある中国ファンは「顔に触れることは、侮辱行為に当たるのだろうか?それは少し拡大解釈されている」と指摘したという。
タルデッリに対する処分に関して、中国サッカー協会は「試合映像にあるように、山東魯能の7番目に並んでいた選手は中国国歌の斉唱中、厳粛な態度ではなく無礼で、社会的な悪影響をもたらした。中国サッカー協会懲戒指針第104条の規定により、以下の罰則が科される。山東魯能のタルデッリには1試合の出場停止処分。規律ガイドラインの規定に従って、中国サッカー協会はあらゆる種類の違反や規制を断固的かつ真剣に処理し、スタジアムの雰囲気を浄化する」と、説明している。
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