17位:マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド/プレミアリーグ)
昨季リーグ戦成績:2位(勝ち点81/25勝6分7敗)
監督:ジョゼ・モウリーニョ(ポルトガル/55歳)
チームキャプテン:アントニオ・バレンシア(DF/エクアドル代表)
スタイル:パワープレー
リーグ戦では2日現在で8位に沈んでいるなど、マンチェスター・ユナイテッドの新シーズンは今のところ順調とは言えない。ポール・ポグバとジョゼ・モウリーニョ監督との確執も囁かれるなど、チーム状況も決して良くはなく。クラブは正念場を迎えている。
チャンピオンズリーグは、恐らく決勝トーナメントに残るだろう。問題は、それ以降どこまで生き残れるかである。ジョゼ・モウリーニョ監督体制3年目のジンクスを跳ね除けることはできるのだろうか。ここからの巻き返しに期待が高まる。
16位:ポルト
ポルト(ポルトガル/リーガNOS)
昨季リーグ戦成績:1位(勝ち点88/28勝4分2敗)
監督:セルジオ・コンセイソン(ポルトガル/44歳)
チームキャプテン:エクトル・エレーラ(MF/メキシコ代表)
スタイル:ポゼッション
チャンピオンズリーグ常連クラブであり、同舞台での直近5シーズンで3度の決勝トーナメント進出を果たしているのが、ポルトガルの強豪・ポルトである。今季リーグ戦では1試合において平均2ゴールを挙げているなど、武器はその攻撃力だ。その強みをフル活用し、リーグ戦では首位、CLでもグループリーグの首位(2日現在)に立っている。
スタイルはポゼッションだ。リーグ、CLともに平均支配率が56%となっているなど、数字にもしっかりと反映されている。決してビッグクラブというわけではないが、欧州の舞台で確かな成績を収めることができる実力派クラブであることは間違いない。
15位:トッテナム
トッテナム(イングランド/プレミアリーグ)
昨季リーグ戦成績:3位(勝ち点77/23勝8分7敗)
監督:マウリシオ・ポチェッティーノ(アルゼンチン/46歳)
チームキャプテン:ウーゴ・ロリス(GK/フランス代表)
スタイル:ショートカウンター
リーグ戦では3シーズン連続でベスト3に食い込むなど、国内で力を見せつけてきたトッテナム。だが、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでは目立った成績を残せていないのが、現実である。今季もバルセロナ、インテル、PSVと同じグループに所属し、0勝1分(3試合)となっているなど、早くも決勝トーナメント進出に黄色信号が灯っている。
ただ、組織力はプレミアリーグでもトップクラスだろう。事実、今夏に補強を行わず、昨季とほぼ同じメンバーで今季に臨んでいる。ハリー・ウィンクスやデレ・アリなど、近年は若手の台頭も著しく、組織力+若手=トッテナムが成り立っていると言える。これで欧州の舞台でも結果を残せるようになれば、期待度もグッと上がるのだが…。
14位:アーセナル
アーセナル(イングランド/プレミアリーグ)
昨季リーグ戦成績:6位(勝ち点63/19勝6分13敗)
監督:ウナイ・エメリ(スペイン/47歳)
チームキャプテン:ロラン・コシェルニー(DF/元フランス代表)
スタイル:ポゼッション
22年に渡ったアーセン・ヴェンゲル体制が終わりを告げ、今季よりウナイ・エメリ体制がスタートしたアーセナル。シーズン序盤からいきなり連敗を喫するなど、早くも厳しい立場に置かれたかに思われたが、それ以降は破竹の勢いで勝ち点を積み上げている。
リーグ戦では第3節から7連勝を果たし、ヨーロッパリーグや国内カップ戦でも白星を量産。なんと公式戦11連勝を飾ったのだ。先月28日に行われたプレミアリーグ第10節、対クリスタル・パレス戦をドローで終えたため12連勝とはならなかったが、首位のマンチェスター・シティとの勝ち点差はわずか4と、サポーターの期待は膨らむばかりである。