フランス代表のラファエル・ヴァラン【写真:Getty Images】
元フランス代表であり欧州サッカー連盟(UEFA)会長も務めたミシェル・プラティニ氏は、今年のバロンドールを受賞するのはレアル・マドリーのフランス代表DFラファエル・ヴァランで間違いないと主張している。フランス『RMC』に語った。
サッカー界の年間最優秀選手に贈られる『フランス・フットボール』誌主催のバロンドールは、今月8日に2018年の候補選手30人が発表された。12月3日に開かれる表彰式で受賞者が明らかになる。
過去10年間のバロンドールは、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2大スターが5回ずつ分け合ってきた。だが今年は両選手ともに絶対的な候補ではない。ロシアワールドカップでMVPに輝いたルカ・モドリッチや、ワールドカップで優勝したフランス代表の選手たちを含め、例年になく多くの選手が受賞候補に挙げられている。
プラティニ氏は、マドリーで昨季のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げ、フランス代表で世界王者にもなった唯一の選手であるヴァランが受賞するという見通しを述べた。
「バロンドールを受賞するのはフランス人だ。いつもロナウドかメッシかという議論があるが、今年は一人だけCLとワールドカップで優勝した選手がいる。ヴァランだ。私なら彼に投票する」とプラティニ氏。フランス代表の他の選手たちやモドリッチらも候補だとしつつ、「全てを勝ち取ったのはヴァランだけだ」と強調した。
守備の選手が受賞するのは難しいと言われるバロンドールだが、前例はある。「2006年にはDFのファビオ・カンナバーロが受賞したことを忘れてはならない」とプラティニ氏も言及している。
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