ミカエル・ラウドルップ氏【写真:Getty Images】
フレン・ロペテギ前監督を解任したレアル・マドリーは、新監督候補としてクラブOBのミカエル・ラウドルップ氏にも就任を打診したが断られたという。スペイン紙『アス』が30日付で伝えている。
マドリーは宿敵バルセロナとのクラシコに1-5の大敗を喫したあとロペテギ前監督を解任。当面はBチーム監督を務めていたサンティアゴ・ソラーリ氏が暫定的にトップチームの指揮を執る。
正式な後任監督としては、ユベントスやチェルシーなどの元監督であるイタリアのアントニオ・コンテ氏の招へいが濃厚とみられていた。だがその後、選手たちの反発や条件面の不一致などにより交渉が難航しているとも伝えられている。
マドリーは代役候補として、コンテ氏と同じく現在フリーとなっているラウドルップ氏にも打診を行ったという。だが同氏からの返答は「ノー」だったとのことだ。
ラウドルップ氏は現役時代の古巣であるマドリーに愛着を持ち、将来的には監督を務めたいとも望んでいるとみられている。だが現在のクラブ状況を考慮し、チームの指揮を引き継ぐのに理想的なタイミングではないと考えたようだ。
ラウドルップ氏は1994年に宿敵バルセロナからの“禁断の移籍”でマドリーに加入し、2年間プレー。その後日本のヴィッセル神戸でもプレーした。指導者としてはマジョルカやスウォンジーなどの監督を務め、日本代表の監督候補に挙げられたこともあった。
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