“人類最速の男”ウサイン・ボルト氏【写真:Getty Images】
元陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルト氏は、サッカー選手としての能力を証明することができれば、母国ジャマイカの代表チームでプレーできる可能性もあるかもしれない。ジャマイカサッカー協会のマイケル・リケッツ会長が示唆している。
ボルト氏は昨年夏に陸上競技を引退したあとサッカー選手を目指し、今夏からはオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズで練習に参加。マリナーズから選手契約を提示されているが、条件的にはボルト氏側の要求を大幅に下回る提示であり、契約に応じるかどうかは定かではない。
リケッツ会長は米メディア『ESPN』に、「ウサインがジャマイカのクラブと契約していないのは少し残念に思う」とコメント。国内でプレーすれば代表入りの可能性が高まるとも主張している。
「ジャマイカ代表でプレーするのに十分な力があると証明できれば、招集することになるだろう。彼のことはしっかりと見ている。決断を下すのは監督だが、彼を真剣で本格的な試合の状況の中で見てみたいと思う」
「ウサインにはスピードという特別な能力がある。技術や閃きを少し加えることができれば、ジャマイカ代表の助けになれるだろう」とリケッツ会長。「トラック上のスーパースターから、十分に良いサッカー選手に転身することができれば、間違いなく彼を招集する」と見通しを示した。
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