指揮官は選手の入れ替え示唆。香川は?
ヘルタ戦では、41分にカウンターから失点を招いたドルトムント。攻撃時のリスク管理を徹底し直し、カウンターにきっちり対処することで、ウニオン・ベルリン戦は勝ち切りたいところだ。
そして気になる人員状況だが、まずウカシュ・ピシュチェクが打撲のため欠場するとのこと。よって右SBにアクラフ・ハキミが入り、左SBにラファエル・ゲレイロが入るのではないか。DF陣に怪我人が相次いでいるが、ひとまず問題はなさそうである。
また、会見でファブレ監督は、ウニオン・ベルリン戦でローテーションを行うことを示唆した。
「おそらく2、3の選手を変更するつもりだ。まだ確実ではないけどね」
この入れ替わる「2、3の選手」の中に、香川真司は含まれているのだろうか。会見でスイス人指揮官は、背番号23について言及。代表ウィークが明けてから香川が試合のメンバーに入っていなかったのは、2〜3週間の長い間怪我をしていたから、とのことである。現在、香川は繰り返しトレーニングをこなしており、状態は良くなっていて怪我の再発はないが、ウニオン・ベルリン戦の当日にもう一度確認するそうだ。
今回の香川の足首の負傷に対して、チームとしては慎重な姿勢を取っている、ということだろうか。当日の様子次第では、今回のポカールの試合で出場機会が回ってくるのかもしれない。
ファブレ監督が[9.5]番のポジションに、どのような働きを求めているのかは、既にマルコ・ロイスとマリオ・ゲッツェが示している。出番が与えられたら、スペースの狭いバイタルエリアで着実にパスを収めつつ、敵のゴールを脅かしたいところだ。
(取材・文:本田千尋【ドイツ】)
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