「ロシアW杯を捨ててまで来たのに…」
レアル・マドリー監督就任から約4ヶ月で解任となったフレン・ロペテギ氏【写真:Getty Images】
2016年にスペイン代表監督に就任したフレン・ロペテギ氏。その後はチームをうまく作り上げ、ロシアワールドカップ出場権をもたらすなど、好成績を収めた。
もちろん、ロシアW杯本大会にも指揮官として出場することが濃厚だった。しかし、スペインサッカー連盟がロペテギ氏との契約を2020年まで延長していたにも関わらず、同氏は突如、レアル・マドリー監督就任を発表したのだ。これにスペインサッカー連盟が激怒し、ロシアW杯開幕前日というタイミングでロペテギ氏を解任したのである。急遽、フェルナンド・イエロ氏が代表監督に就任したが、スペイン代表はロシアW杯でベスト16敗退に終わるなど、低調なパフォーマンスに終始した。この結果、批判の的は選手のみならず、ロペテギ氏にも向けられる形となったのだ。
スペインサッカー連盟、そして選手からの信頼も失った中でマドリーの監督に就任したロペテギ氏だが、それからわずか4ヶ月あまりでの解任となってしまった。ロペテギ氏は思っているだろう、「ロシアW杯を捨ててまでマドリーの監督に就任したのに…」と。
【次ページ】「C・ロナウドの移籍で得た約100億円って…」