大分が松本との直接対決を制す
J1の残留争いと同じように、J2の昇格争いも目が離せない状況となっている。
そんな中、第39節では大分トリニータと松本山雅FCの首位決戦が開催された。安定した戦いを見せる彼らは、この日も一進一退の攻防を繰り広げた。
勝利を手にしたのは大分だった。32分、三平和司がスライディングでボールを回収すると、そこから4人が絡み最後は三平が左足で流し込んだ。攻→守、守備→攻の切り替えが速く、人も関わっている。チームとしてやるべきことが共有されている証左だろう。
大分が1-0で勝利し、松本をかわして再び首位に立った。
プレーオフ進出圏内の3位から6位は勝ち点2差と、こちらも大混戦。今季好調のFC町田ゼルビアが3位につけているが、J1ライセンスを付与されていないため、仮にこのままの順位でシーズンを終えてもプレーオフを戦うことができない。その場合、プレーオフは3クラブで行われる。
上位6クラブでJ1ライセンスを持たないのは町田のみ。相馬直樹監督が率いるチームは、大きな注目を集める存在だ。
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