ルイス・スアレスがハットトリック【写真:Getty Images】
【バルセロナ 5-1 レアル・マドリー リーガエスパニョーラ第10節】
現地時間28日に行われたリーガエスパニョーラ第10節バルセロナ対レアル・マドリーの「エル・クラシコ」は、5-1でホームのバルセロナが勝利した。
レアル・マドリーは夏にクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ移籍し、バルセロナはメッシが負傷で欠場となった今回の大一番。前半はバルセロナのペースとなった。
開始11分、ジョルディ・アルバが左サイドのスペースでパスを受けて中へえぐると、深い位置から折り返し。フリーで入ったコウチーニョが冷静に決めて幸先良く先制した。
押し込むバルセロナは30分に追加点を奪う。28分、ペナルティエリア内でヴァランと接触したルイス・スアレスがファウルをアピール。VARで確認して主審がPKとジャッジすると、ルイス・スアレスが自ら決めた。
前半は一方的な展開となったが、レアル・マドリーはまだ諦めていない。後半スタートからヴァランに代えてルーカス・バスケスを投入すると、システムも変更。右サイドにルーカス・バスケス、左サイドにマルセロが高い位置をとり、ベンゼマとベイルが中央に構えた。
エル・クラシコの結果次第で解任の可能性もあると言われるロペテギ監督の采配は的中。50分、右サイドでつくってイスコが折り返すと、最後は反対サイドから絞ってきたマルセロがゴールを奪い、レアル・マドリーが反撃ののろしをあげる。
勢いづくレアル・マドリーは56分にモドリッチのシュートがポストを叩く。68分には右からのクロスにベンゼマがフリーで合わせたが、クロスバーの上に外れた。
だが、良い時間帯に同点とできなかったレアル・マドリーは、その代償を払うことになる。
バルセロナは75分にカウンター発動。ペナルティエリア右手前でボールを持ったセルジ・ロベルトはペナルティエリア左へのパスを狙ったようだが、やや低くなったボールを中央のルイス・スアレスがヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。
大きな1点が入ったバルセロナは83分に勝負を決めた。自陣からのロングフィードはセルヒオ・ラモスに先に触られるが、胸でコントロールしたボールをセルジ・ロベルトが奪取。スペースで受けたルイス・スアレスは、飛び出したGKの上をうまく通して4-1とする。
87分には、途中出場のデンベレが左サイドを突破してあげたクロスに途中出場のビダルがヘディングで合わせて5点目。伝統の一戦「エル・クラシコ」は、大差でバルセロナが勝利した。
【得点者】
11分 1-0 コウチーニョ(バルセロナ)
30分 2-0 ルイス・スアレス(バルセロナ)
50分 2-1 マルセロ(レアル・マドリー)
75分 3-1 ルイス・スアレス(バルセロナ)
83分 4-1 ルイス・スアレス(バルセロナ)
87分 5-1 ビダル(バルセロナ)
【了】