久保建英らU-19日本代表は28日にU-20ワールドカップをかけたインドネシアとの大一番に臨む【写真:舩木渉】
U-19日本代表は27日、翌日のAFC U-19選手権準々決勝のインドネシア戦に向けて非公開で最終調整を行った。
お互いにU-20ワールドカップ出場権をかけた大一番ということもあり、練習会場にはインドネシアメディアも数多く訪れた。やはり人気なのは久保建英。集まった記者やファンに快く対応し、サインの要求には笑顔で「いいですよ、5ドルね」と英語でジョークで返す一幕もあった。
だが、取材対応になると顔は引き締まり、インドネシア戦に向けての思いを尋ねられると「勝たなければいけない、それだけです」と一言。決戦に向けて心の準備はバッチリのようだ。
「明日はもう本当に結果だけが求められると思うので、どんな内容であったとしてもしっかり勝ち残って、この試合に勝てれば次の試合はプレッシャーとかも少なくなると思う。みんな緊張してると思うんですけど、その緊張をパワーに変えて、明日は6万5000人くらい入るということだったので、その中で最高のプレーをみんなで見せられればいいかなと思います」
常に結果にこだわってきた久保は、インドネシア戦でも勝利を愚直に追い求めていく。会場となるスタジアムは、今年1月にFC東京の一員として参戦した「Jリーグアジアチャレンジinインドネシア」のバヤンカラFC戦で2ゴールを挙げた縁起のいい場所。背番号9のファンタジスタは日本を世界の舞台に導けるだろうか。
(取材・文:舩木渉【インドネシア】)
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