欧州屈指の盾を破壊。自信あふれるドルトムント
24日に行われたチャンピオンスリーグ(CL)で、欧州最強の盾を破壊したボルシア・ドルトムント。ヨーロッパ中に名を轟かせる堅守を打ち砕いたことは、「自信」となったようだ。
25日の会見で、ルシアン・ファブレ監督は次のように語った。
「アトレティコ・マドリッドに対する4-0は、とてもとても良いね。さらに自信を与えてくれる」
もちろん3日前に戦ったアトレティコは、例えば2年前に準決勝でバイエルンを退けた頃に比べれば、守備ブロックの強度は低かったかもしれない。それでもディエゴ・シメオネのチームが、アントワーヌ・グリーズマンとジエゴ・コスタの2トップを筆頭に、欧州でトップクラスの選手たちを揃えているのは間違いない。「アトレティコ・マドリッドに対する4-0」という大差での勝利は、現在のドルトムントがCLを戦うに足りるチームであることを、十分に証明したと言えるだろう。
続けてファブレ監督は、27日のヘルタ・ベルリン戦が「違う試合」であることを強調。9月には2-0で王者バイエルンを破った首都のクラブを警戒した。
中2日で今度はブンデスリーガの第9節である。スイス人指揮官は「我々は(アトレティコ戦から)明らかに自信を持ち帰ることができる」と話しつつ、「リカバリーがとてもとても重要だ」と、慎重な姿勢は崩さなかった。回復のために「48時間は多くはない」と考えている。
よってヘルタ戦ではローテーションが考えられるところだが、会見でファブレ監督が選手の入れ替えについて具体的に話すことはなかった。選手の状態を見極めるのに、CLの翌日の時点では時期尚早とのことである。アトレティコ戦で負傷交代したトーマス・ディレイニー、同試合をそもそも欠場したパコ・アルカセルについては、様子見だそうだ。