鹿島アントラーズのセルジーニョ【写真:Getty Images】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2ndレグの試合が24日に行われ、韓国の水原三星と鹿島アントラーズが対戦。3-3の引き分けで試合を終え、2試合合計スコア6-5とした鹿島がクラブ初のACL決勝進出を果たした。
1stレグで3-2の勝利を収めながらも、一旦は合計スコア4-5と逆転される苦しい展開を強いられた鹿島。だがそこから勝負強さを発揮し、2点を返して勝負をひっくり返してみせた。
劇的勝利の大きな立役者となったのはブラジル人MFセルジーニョ。25分の山本脩斗のゴールと64分の西大伍のゴールをアシストしたのに続いて、82分には右足で決勝進出を決定づける鋭いシュートを突き刺した。
ジーコTD(テクニカルディレクター)がこの夏に連れてきた新戦力は、J1でも8試合に出場して2ゴールを決めているが、それ以上にACLで見事な活躍。準々決勝と準決勝の4試合に出場して毎試合ゴールを挙げている。
ACL決勝トーナメントでの4試合連続ゴールは日本のチームの所属選手では大会初。2013年には柏レイソルの工藤壮人がグループステージから決勝トーナメントにかけて4試合連続ゴールを記録したことがあったが、決勝トーナメントのみでは初となった。
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