元レアル・マドリーのグティ氏【写真:Getty Images】
極度の不振に陥っているレアル・マドリーは、フレン・ロペテギ監督を解任する場合の代役候補として、クラブOBである元スペイン代表のグティ氏をリストアップしているとみられている。スペイン紙『アス』が伝えた。
今季から就任したロペテギ監督が率いるマドリーは、現地時間20日に行われたリーガエスパニョーラ第9節のレバンテ戦に1-2で敗戦。最近5試合の公式戦で1分け4敗と苦しい戦いが続き、連続無得点時間のクラブワースト記録も更新してしまった。
監督解任の憶測も持ち上がっているが、少なくとも28日に行われる宿敵バルセロナとのクラシコまではロペテギ監督が引き続き指揮を執るとみられている。だがクラシコの結果次第では監督続投はいよいよ危うくなるかもしれない。
『アス』紙は、マドリーがロペテギ監督に代わる新監督候補にグティ氏を検討していると伝えた。マドリー下部組織出身で、現役時代にも長年主力選手としてマドリーで活躍した元スペイン代表の41歳だ。
昨季までマドリー下部組織でユースチームを率いていたグティ氏は、今季からトルコのベジクタシュでアシスタントコーチを務めている。トップチームでの指導経験はないが、クラブとしてはジネディーヌ・ジダン前監督の再現を期待しているようだ。
ジダン氏もトップチームを率いた経験はなかったが、Bチーム監督から昇格して2年半で9つのタイトルを獲得する大きな成功を収めた。グティ氏もクラブの環境を熟知していることや下部組織での成功、クラブやファンとの良好な関係など、ジダン氏の例と共通する部分が多いとみなされている。
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