マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシーに所属するMFエデン・アザールを獲得したいと認めつつ、実現は不可能だという考えを述べた。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

　アザールはモウリーニョ監督の率いたチェルシーでも中心選手として活躍し、2014/15シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献。先日にはモウリーニョ監督と「もう一度一緒に仕事をしてみたい」とコメントしていた。

　ユナイテッドで解任の危機にあると言われるモウリーニョ監督と、レアル・マドリーが獲得を熱望するアザールが、マドリーで再会する可能性があるのではないかという憶測も生まれていた。モウリーニョ監督も、アザールをもう一度自分のチームに欲しいと考えていることは認めている。

　現地時間20日に行われるプレミアリーグでの対戦に向けた前日会見で、モウリーニョ監督は「彼をマンチェスター・ユナイテッドに欲しいと思う」とアザールについてコメント。その上で、実際に獲得することはあり得ないと付け加えている。

「チェルシーが彼をユナイテッドに売ることはないと思う。だから問題はない。チェルシーを率いているのは賢く経験豊富な者たちだ。エデンをユナイテッドに売ることは決してないだろう」とモウリーニョ監督は語った。

　今季すでに7ゴールを決めているアザールの活躍もあり、チェルシーは首位と勝ち点で並んでの2位に位置している。一方のユナイテッドは苦しい戦いを強いられており、8位でチェルシーとのアウェイゲームを迎える。

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