ニコ・コバチ監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンは19日、メディアの報道への不快感をあらわにした。ドイツ国内メディアのほか、英『BBC』なども伝えている。
ドイツの絶対王者であるバイエルンは、公式戦で4試合勝利がない異常事態だ。それだけに、ニコ・コバチ監督の去就が話題になっていたところである。
そんな中、19日の会見にウリ・ヘーネス会長らクラブの首脳陣も登場するという情報が出ると、「指揮官の解任が発表されるのではないか」「後任はアーセン・ヴェンゲルか」と、さらに話題を呼んだ。
コバチ監督が話したあと、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、「ドイツ最大のクラブがこの問題に明確な立場をとるべき時は今だ」と語り、「最近の報道は受け入れられない」とコメントした。
ルンメニゲCEOはさらに「ドイツ代表がオランダ代表と戦ったあとの月曜日に我々は会い、こういった類いのジャーナリズムは受け入れないことにした。最近読んだものはパフォーマンスと無関係だ。だから、我々は自分たちの選手やコーチ陣を守ることを決めた」と語っている。
ルンメニゲCEOは最近の選手批判にも苦言を呈しており、チーム全体を擁護した格好だ。
とはいえ、こういった声をかき消すために最も効果的なものは結果。20日のヴォルフスブルク戦で周囲を黙らせることができるだろうか。
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